40代で始める歯列矯正日記④ (2025年10~11月頃)

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今回はこちらの続編となります。

口腔外科で過剰歯を抜く手術も終わって、

「今度こそワイヤー装着だ!」

なんて思ってたんですが、次に待ち構えていたのは虫歯という名の敵でした。
しかも、ただの虫歯じゃなかったんです。

目次

数年前に銀歯をCAD/CAM冠に変えていた

ちょっと時間をさかのぼります。
今から2〜3年ほど前、私は某歯科クリニックで虫歯の治療をしていました。

もともと歯が弱くて、小さい頃から奥歯の治療を繰り返してきた私。
口の中はもう銀歯だらけです。

そんな私の歯を見た先生から、

「新しく保険適用で白い歯(CAD/CAM冠)にできるようになったんだけど、やらない?」

と勧められました。

審美面もかなり気にしてくれる先生だったんですよね。

一方の私は、

「奥歯なんてちゃんと噛めれば別に銀色でもいい」

というタイプ。

何度か断ったんですが、けっこう熱心に勧められたので、最終的には「じゃあ……」とお願いすることに。

実際、銀歯が白い歯になったので見た目はかなり良くなりました。
噛むのにも特に問題なし。

しかも「もし割れてもまた入れ直せるから」なんて説明も受けていたので、私はすっかり安心しきってました。
で、結果的にこのCAD/CAM冠を合計3か所に入れています。

CAD/CAM冠とは?

歯の形をデータ化してコンピューター上で設計し、専用の機械でブロックを削り出して作る白い被せ物のこと。
条件を満たせば保険が適用されるので、銀歯より目立ちにくい白い歯を比較的安く入れられるのが大きなメリット。

ただその一方で、使う材料や噛み合わせ、装着する場所なんかによっては、長く使ううちに摩耗したり、欠けたり、外れたりすることもあるそうです。

私の場合は数年間、特に問題なく使えていました。

――少なくとも、そう思っていました。

ジェットウォッシャーを使ったら、奥歯から異臭がする

矯正を始めることが決まって、

「これからは今まで以上に口腔ケアをちゃんとしよう」

と思い立った私は、ジェットウォッシャーを購入しました。

これがもう、めちゃくちゃスッキリする。
歯と歯の間に水を当てるのが気持ちよくて、かなり気に入って使っていました。

ところが、ひとつ気になることが。
奥歯の被せ物のあたりに水圧を当てると、なんだか臭う。

これが普通の口臭とは少し違うんです。
例えるなら…

キムチっぽいというか、発酵臭というか。

水を当てるたびに、

「…やっぱりここ、臭くない?」

と気になっていました。

かかりつけの歯医者にも相談したんですが、被せ物を一度外して確認することにもリスクがあるとのこと。
痛みや腫れなどの症状が出たら対応しよう、ということになりました。

痛くもない、腫れてもいない。
でも、やっぱり臭う…。

なんとも嫌な感じです。

そしてある日、被せ物が「バキッ」

そんな状態でジェットウォッシャーを使っていたある日。
被せ物付近に水圧を当てたところ、

バキッ!!

…真っ二つに割れました。

え?と思って中を見て、さらに衝撃。
中が緑色になってるんです。

見た目はもう、苔でも生えてるみたいな感じ。
ところどころ黒くなってる部分もあります。

これはさすがの私でも、

「あ、虫歯だ」

と分かりました。

あの謎の発酵臭は、これだったのか……。

被せ物の下で虫歯が進んでいた

被せ物をしている歯でも、その境目などから虫歯になることがあるんですね。
いわゆる二次虫歯(二次カリエス)です。

CAD/CAM冠だから必ず二次虫歯になるってわけじゃありません。
でも被せ物って、どんな素材でも永久に使えるものじゃないんです。

経年変化や噛み合わせ、接着状態といったいろんな要因で、欠けたり外れたり、歯との境目に問題が起きたりすることがあるんだとか。

私は実際にトラブルが起きてから、改めていろいろ調べました。
で、頭に浮かんだのが、

「うわー…また矯正延期じゃん…」

でした(笑)

過剰歯まで抜いたのに…まだ始まらないのか…。

今度は自費でジルコニアにしました

治療のあと、またCAD/CAM冠を入れるという選択肢もありました。
でも私の場合、一度割れてその下で虫歯にもなってたわけで、

「矯正中にまた同じことになったら嫌だな……」

という不安が拭えず。

そこで今回は、意を決して自費のジルコニアを選びました。

お値段、1本13万円!!!

高い!!矯正そのものがまだ始まっていないのに、すでに痛すぎる出費です。

でもまあ、これからワイヤー矯正が始まるわけで。
その途中で被せ物が割れたり虫歯が見つかったりして治療が必要になるよりは、

「むしろ今見つかってよかった」

と思うことにしました。
そう思わないと13万円に耐えられません…。

結局、矯正前に虫歯を全部治すことに

しかも治療したの、この1本だけじゃないんです。
矯正前というタイミングもあって、

「小さい虫歯も、この際全部治してしまいましょう」

ということになりました。

結果、トータルで4本ほど治療。
口腔外科で過剰歯を抜いてから約2か月間、ひたすら虫歯治療をしていました。

矯正装置をつけちゃうと、当然それまでより歯の治療はしづらくなります。
私は大学病院で矯正を受ける予定だったこともあって、矯正開始前にかかりつけのクリニックで治せるところは全部治しておくことにしました。

つまり私の場合、

「矯正を始める」と決めた=すぐワイヤーが付く

ではなかったんですね。

過剰歯の手術をして→傷が治るのを待って→虫歯が見つかって→被せ物を作り直して→さらに他の虫歯も治して…。

まずは矯正治療に耐えられる口の中の状態を作ることが必要だったんです。

「早く始めたいのに、まだなの?」

と何度思ったことか。

でも今振り返れば、ワイヤーを付けてから次々トラブルが起こるより、始める前に全部見つかってよかったんだろうなと思います。

そして――

過剰歯の手術、虫歯治療、13万円のジルコニア。
長かった準備期間を経て、今度こそ、本当に矯正がスタートします。

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