今月で46歳になった私が、ずっとやりたかったこと。
それは、歯列矯正。
「なぜ今更?」とは、私自身も思います。そもそも歯並びは、そこまで悪くありません。でも、昔から気になっていることがいくつかありました。
まず、とにかく虫歯になりやすいこと。ちゃんと歯磨きもしているし定期的にケアもしているのに、なぜか虫歯ができます(遺伝説あり)。
そして、下の歯は少しガタガタで、特に左下の犬歯が外側に飛び出しているため、口腔内の粘膜を噛んでしまうことが本当に多い。
…これが地味につらい(笑)
ひどいときは出血することもあって、「これは何とかしたいな」とずっと思っていました。それから、ガミースマイルも少し気になっていました。
見た目だけじゃなく、健康のためにも
見た目をきれいにしたい気持ちもありますが、それ以上に大きかったのは健康面でした。40代になってからは、「この先も自分の歯でご飯を食べられることの大切さ」について考えるようになったんです。
以前、私は看護師として働いていました。高齢の患者さんの口腔ケアをする際、自分の歯がしっかり残っている人が意外に少ないことに気づきました。
歯が少なくなると、食事は細かく刻まれたり、ペースト状になったりします。もちろん、安全に食べるためには必要なことですが、正直「おいしそうだな」と思える食事ではありませんでした。年齢を重ねても自分の歯で好きなものを食べられるかどうかは、人生の楽しみにも健康寿命にも大きく関わると感じています。
「8020運動」という言葉を知っていますか?80歳になっても20本以上、自分の歯を保とうという取り組みです。その大切さは、看護師時代に何度も実感してきました。だから、「今ならまだ間に合う!」と信じて、この年齢で矯正を始めることを決意しました。
まずは矯正歯科選びから
矯正をすると決めて、最初に始めたのは病院探しでした。私の望む条件はひとつ。
日本矯正歯科学会の認定医が在籍していること
そのうえで、当時勤めていた職場から通いやすいクリニックを探しました。
① 某矯正クリニック
いまから約2年前の2024年6月、某矯正クリニックの無料相談を受けました。
診てもらった結果、歯を1本抜いて全体のバランスを整える矯正を提案されました。さらに、ガミースマイルも改善したいのであれば、外科手術という選択肢もあるとのこと。ただし、完全自費なので治療費はかなり高額になるといわれました。
私はもともと出っ歯ではありません。そのため、できれば抜歯をして口元を後ろへ下げる治療は避けたいと思っていました。年齢的なこともあり、口元が引っ込みすぎて老けた印象になるのが心配だったからです。さらに、審美目的の外科手術に何百万円もかける余裕なんてあるわけもなく…。
そのことを正直に伝えると、
「もしかすると保険適用で手術ができる可能性もあるので、一度大学病院で相談してみませんか?」
と言われ、大学病院への紹介状を書いてくれました。
② 埼玉医科大学病院
正直なところ、そこまで手術を希望していたわけではありません。でも、普通なら大学病院を受診する機会なんてなかなかないので、
「せっかく紹介状をもらったから、一度話だけでも聞いてみよう」
そんな軽い気持ちで向かいました。
…ところが、紹介先は埼玉県の入間、自宅から片道約2時間半。
遠い。
遠すぎる。
「これは大変なことになったな…」と思いながらも、せっかくなので受診してきました。慣れない大学病院の広さにドキドキしながら診察を受けた結果は、
先生:「手術をするほどではありません」
ですよね(笑)
確かに歯並びやガミースマイルは気になりますが、保険適用の手術基準には当てはまらないとのこと。あきらめて帰ろうとしたとき、口腔外科の先生が、
「矯正なら腕のいい先生がいる。あと数年で定年だから、今のうちに紹介してあげるよ」
と言ってくれたので、今度は別の大学病院への紹介状を持っていくことになりました。
③ 日本大学松戸歯学部付属病院
次に紹介されたのは、千葉県松戸市にある大学病院。埼玉県の入間から、今度は千葉県へ…ずいぶん広範囲を移動しています(笑)
今度の先生は、日本矯正歯科学会の指導医。矯正分野ではトップクラスの先生です。私は、「できれば抜歯はしたくないこと」「ガミースマイルも気になっていること」を率直に相談しました。
すると先生は、
「精密検査をしてみないとはっきりとは言えないけれど、おそらく非抜歯でも可能でしょう」
と言ってくれました。表情があまり変わらない先生でしたが、説明はとても分かりやすく、質問にも丁寧に答えてくれました。
「この先生なら安心して任せられそう」
そう思えた瞬間でした。
ようやくここから私の矯正生活が始まる…そう思っていたのですが。まさかのタイミングで、当時勤めていた職場から突然の雇い止め。収入が不安定になり、矯正どころではなくなってしまいました。
こうして、楽しみにしていた矯正計画は、一度白紙に戻ることになったのです。

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