最近、TikTokやInstagramを見ていると、AIで作られたショートアニメをよく見かけます。映像もかなり自然で、「これ、本当にAIなの?」と思うものばかり。
ここまで作れるなら、一度くらい自分でも挑戦してみたい。そんな軽い気持ちで、20秒ほどのショートアニメを作ってみることにしました。とはいえ、「いきなり動画を作ったら、またクレジットだけ消えるだけでは…」という嫌な予感もあります(笑)
そこで今回は、いきなり抽象的な指示を出すのではなく、先に絵コンテを作り、それをもとに動画を生成していく流れを記録していこうと思います。
この記事でわかることは、こちらの3つです。
① 20秒のAI動画を作るのにどのモデルが向いているか
② クレジットを無駄にしないモデルの選び方
③ いきなり動画生成より先にやるべき準備とは
※ この記事は2026年6月時点の作業記録です
AIツールは進化が速いので、現在は画面や手順が変わっている部分があります
最新の状況については記事の最後に追記しました
20秒のショート動画はどう作る?
今回の目標は、20秒の縦型ショート動画です。本当なら、世界観やキャラクター設定まで細かく作り込んだ方が完成度は上がりそうですが、最初からそこに時間をかけるとクレジットもかなり消費します。私はAIで何度も失敗しているので、そのあたりは身にしみています(笑)
どの動画生成AIを使う?
最初に悩んだのが、どの動画生成AIを使うかです。2026年6月時点では、20秒を一度に生成できるモデルは限られていました。以下は、当時Gensparkの画面から選べたモデルについて、最大生成時間をメモしたものです。
※ 専用サービスとGenspark側の実装では、選択できる生成時間が異なる場合があります
| モデル | 最大生成時間 |
| Happy Horse 1.0/1.1 | 最大15秒 |
| Seedance v2 | 最大15秒 |
| Seedance v1.5 Pro | 最大12秒 |
| Gemini Veo 3.1 | 最大8秒(画像→動画) |
| Sora 2 | 最大20秒 |
| Sora 2 Pro | 最大20秒 |
| Kling V3(Kling 3.0) | 最大15秒 |
| Grok Imagine Video | 最大15秒 |
| MiniMax Hailuo 2.3 | 最大6〜10秒 |
| PixVerse V5/V6 | 最大8〜15秒 |
並べたモデルの中では、Soraを使えば20秒の動画を1回で生成できます。ただ、今回気になったのは生成できる長さよりも、消費するクレジット量。
AI動画は一度で狙った映像になるとは限りません。動きや構図が気に入らなければ作り直すことになるため、最初からクレジット消費の大きいモデルを使うより、まずは短い動画で試しながら進めた方が良いと思いました。
考えたのはこの2パターン
そこで考えたのが、複数の短い動画をつなぐ方法と、生成した動画をあとから延長する方法です。
パターン① 複数の動画をつなぐ
Kling V3やSeedance v2などで4〜6秒前後の動画を作り、最後に編集ソフトでつなぎます。中でも気になったのがSeedance v2で、短い動画なら動きを確認しながら進められます。
画質も最初から上げすぎず、まずは720p程度で試すことにしました。キャラクターがどう動くのか、思った構図になるのかを見る段階なら、720pでも十分そうです。
パターン② 最大尺+延長機能を使う
もう一つは、生成した動画の続きを延長機能で作っていく方法です。前の映像から自然につなげられれば、複数の動画を別々に作るより編集の手間を減らせそうです。ただし、こちらも最初の動画がうまくできなければ始まりません。
最終的にどちらの方法を使ったのかは、次回の動画生成編で書きます。
いきなり動画は作りませんでした
モデルをSeedance v2に決めたので、そのまま動画生成に進もうと思ったのですが、ここで一度止まりました。そもそも自分の中で、どんな動画にしたいのかがまだ曖昧だったからです。
まずは構成を考えることから。テーマは、「お菓子作りの妖精がショートケーキを作る短いアニメ」に決めました。ChatGPTを使い、20秒の動画を4カットに分けた絵コンテを作ることから始めます。
そして、実際に使ったプロンプトはこちら↓↓
出来上がった絵コンテはこちら↓↓


4カットに分けたことで、どの場面で何をさせるのかがかなり整理されました。この絵コンテをもとに次回は動画を生成していきたいと思います。
やってみた感想とまとめ
「かわいい妖精の動画を作って」だけでも、動画自体は生成可能です。ただ、毎回違う展開やキャラクターができ上がる可能性が高く、いざ編集するときにうまくつなげられないことが予想されます。
そのたびに作り直していてはクレジットの消費も増えてしまうので、少なくとも今回のように複数のカットをつなげることを前提とした工程の場合、最初に全体の流れを決めておいた方が進めやすそうです。
なお、このあと実際に動画を作ってみたところ、絵コンテ作成とは別の落とし穴がありました。次回は、カットごとにキャラクターにズレが生じる「シード値の固定がまったく効かない」問題について書いていこうと思います。
【追記】公開時点の状況について
この記事を書いたあと、動画生成AIはさらに進化し、現在は1回の生成で25秒前後の動画を作れるモデルも登場しています。2026年6月に悩んでいた、20秒の動画をどう作るかという部分は、すでに状況が変わりつつあります。
それでも、先に絵コンテを作っておいたことで、作りたい映像の流れは整理しやすくなりました。モデルの性能が変わっても、最初に動画の内容を決めておく工程は今後も使えそうです。

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